MOMOです。 2017年8月にワーキングホリデーでメルボルンに来ました。 メルボルンで出会った6人のバリスタ仲間にインタビュー。 「次にバリスタを目指す人にとって何かの役に立ったらいいな」 と帰国前に記事を残すことを決めました。

NO,1 YUKI OBT ~今は世界旅行中!オージーも認める英語力で勝ち取ったバリスタJOB!〜

NO,1 YUKI OBT ~今は世界旅行中!オージーも認める英語力で勝ち取ったバリスタJOB!〜

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ゆうきさんと私の出会いは、
私がメルボルンに来て1週間目のlanguage exchange でした!
ゆうきさんは私がメルボルンで一番最初に出会った日本人バリスタです!
ゆうきさんはもう帰国し、今は世界一周中ですが、私のメルボルンバリスタライフでゆうきさんとの出会いは欠かせないのでインタビューさせて頂きました!
 
ゆうきさんの私の第一印象はムスッとしていてとても悪かったと後から聞きましたが、私もゆうきさんの第一印象は、”この金髪関西弁イケイケおにーさんが、メルボルンでコーヒー入れてるのっ?本当に??”
という印象でした。笑
 
でもその後何度も飲んだり、BBQをしましたが、毎回話はコーヒーやバリスタのこと話して、だんだん仲良くなって行きました!
私がトライアル受かった時も一緒に乾杯してくれたり、
バリスタをクビになった時は話しをきいてくれたり、ゆうきさんを通してたくさんのバリスタ仲間にも出会うことができました!
 
ゆうきさんはオーストラリア人も認める抜群の英語力!
もちまえの関西人のボケとツッコミを英語で巧みに使い、オージーフレンズをケラケラと笑わせる英語コミュニケーション力もつゆうきさんのインタビューをお楽しみください♪
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大学卒業後後にオーストラリアに行くことを決めメルボルンバリスタになるまでの流れを教えてください

 

まず始めに、メルボルンには沢山優秀なバリスタさん達がいる中で僕程度のバリスタが皆さんに経験をシェアできる機会を頂いてありがとうございます。

 

あと、僕は大卒後に英語の先生になる予定でした!

こう見えてちゃんと中高の教員免許持ってます!笑

 

外語大出身なので、学生時代にカナダに留学したり、アメリカでインターンシップ行ったりだとか多少の海外経験はあった僕ですが、その経験がこんな気持ちに変わりました。

 

生徒達が海外で働く機会に英語を仕事で使うのを見越しての英語教育なのに、

自分が本格的に海外で働いたことがないのに英語?授業?教師?と疑問に思い大卒後オーストラリアでワーホリすることを決めました。

と言いつつ、実は今は生徒達に「本当にしたいことなら、何を選択して生きてもいい!」って証明するために身体を張って世界一周の一人旅中です!!!

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第一産業に携わる仕事を、3ヶ月すればワーキングホリデービザが1年延長できるという裏技を知っていたのでオーストラリア着いた日にいきなりファームに行きました。

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動物が好きなのでクイーンズランドにある馬牧場を探して行きました。

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羊を追いかけ、牛の乳を絞り、馬にまたがり、ヤギに噛みつかれるいう非日常を3ヶ月続けてセカンドビザを勝ち取った僕でしたが、ファーム終了後、自分の力を過信し過ぎて日本人いないところでも平気だろと、東部の田舎町バイロンベイに移動するも何の仕事も見つからずお金に困っていたところにメルボルンに行けばお洒落な街並みもあって仕事も沢山あると聞きつけ、僕の頭は甘い考えで一杯でした。

コーヒーのことなんてこれっぽっちも考えてませんでした

(ちなみにお金が無さすぎて飛行機に乗れず、友達とクイーンズランドから車移動とテント泊で1週間かけてきました)

 

そしてメルボルンバリスタという職業を知ります。

 

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(Yukiさん作 ラテ)

 

●実際にどうやってバリスタになったんですか?

 

僕は正直バリスタ?バーテンじゃなくて?へー、かっこいいなー。できたらなりたいなー。」くらいで最初は皆さんみたいに意識高かったわけじゃありません。

僕は両親が鬼のように怖い調理師で、職人達の世界に飛び込むのはかなり抵抗があったので。

 

でも生活費がないのに加え、ワーホリ後に行くつもりの世界一周の費用を貯めるべく仕事を探してました。1週間でレジュメ300枚も配って、やっと見つかったのはカフェの皿洗いの仕事でした。こんなに配って皿洗いかい!と心では抵抗してましたが、銀行残高がもはや抵抗できない状態でした。

 

加えて、ここで思いつきました。

 

「ここ、エスプレッソマシンもあるし、一度入っちまえばマシン使える上に他のバリスタにタダでコツ教えてるのでは(ニヤリ」

 

というわけで働き始め、初日からコーヒー作らせてコツを教えてとグイグイ行った結果、素行不良という理由で10回目聞いたところでクビになりました笑

 

ここで負けず嫌いの悪い癖が出てしまって、ここでようやく絶対バリスタになってやると決心しました。

 

しかし、このままのレジュメを配っても勝ち目はないなと思ったのでレジュメに「エスプレッソマシンを使った経験あり」と書きました。まぁ10回目聞いてクビになったので9回は触ったことあるのでね

 

そこからは少しペースを落として1週間で150枚くらい配りまし(今思えば枚数感覚狂ってる)

 

やっぱ経験あると言うと「よし、なら作って見せてくれ」と言われるようになります。

 

まぁ当然できないのでトライアルまでは行き着きません。

ですが、この色んなカフェで1.2杯作る機会自体が今思えば修行でした。

多種多様のエスプレッソマシンに触れて、断られたあともそこのヘッドバリスタの人にコツを聞いたりしてっていうのを繰り返しました。

そして時々トライアルまで行くようになり、一度トライアル入れば1.2時間は作らせてもらえるので

 

まぁつまりは

 

レジュメ配り

慣れないマシンでコーヒー作る、コツを聞く

採用とはならず

再びレジュメ配り

 

というのを他の仕事を掛け持ちしつつ、数ヶ月間繰り返しました。もはや採用が目的ではなく、自分のスキルアップのためにやってた感はあります。もし、にちゃんねるとかがあれば噂になるレベルでメルボルン中の色んなカフェに行きました笑

 

するとやはり挑戦した回数に技術も知識も伴ってくるようで、ある時を境に見た目も味も悪くないものが作れるようになってきて、何軒かのカフェでオールラウンダー、のちにバリスタとして採用して頂き、晴れて本物のバリスタになれました。

うーん、よかった。

 

以上ですが、僕はお金も技術も知識もなかったのでこの方法しかありませんでしたが、あくまでこれは邪道な方法なので「ああ、こんな非効率は奴もいるのか...自分も頑張ろう」くらいでお願いします笑

 

 

 ●バリスタとして働くときに特に意識していることはありますか?

 

技術面ではメルボルンには僕より優れたバリスタさんが沢山いらっしゃるので、そちらの方々にお話して頂くとして、

僕は1杯1杯魂を込めて作ってました!

「美味しくなれ美味しくなれ」と思いながら作ると

本当に味も見た目も良くなります。

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(Yukiさん作 flat white)

●英語を使ってスタッフやお客様とのコミュニケーションでのポイントや意識していることがあれば教えてください。

 

英語でコミュニケーションってワーホリ生の目的であり最大の鬼門ですよね。

ありがたいことに、ももちゃんに英語が上手と冒頭で紹介してもらえてるのは、

とてもシンプルな英語の話し方をしてるからだと思いながらます。

 

英語うまい人ってどんな人かというと、難単語や高度な文法を使いこなして流暢に英語力を鼓舞できる人でなく、「伝えたいことを簡単に短く言える人」だと僕は考えてます。じゃあ何でこのインタビュー記事はこんなに長々と書いてるの?と疑問でしょうが、まぁいいじゃないですか。はりきってるんですよきっと笑笑

 

 

バリスタライフで一番嬉しかった出来事はなんですか?

 

 

最後の半年はLygon StのイタリアンビストロのNo.2バリスタになって時給26ドルでフルタイム働けてました。

なので毎週500ドル以上くらいコンスタントに貯金できてたので世界一周にぐっと近付きました!

 

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●次のワーホリバリスタ希望の方に向けてメッセージ

 

前述を見て「こいつレジュメ配りすぎじゃね?枚数感覚狂ってね?」と思われた常識ある方、たくさんいると思います。メルボルンのカフェのオーナーの皆様、その節は大変お騒がせしました。ただ何が言いたいのかというと

 

メルボルンには沢山カフェがあります。その数なんと数千件とも言われてます。そのカフェ全てにアプライして断られるってなかなか考えにくいですよね。留学やバリスタコースは魔法じゃありません。技術も英語も他のプロ達に及ばない僕達は、足を使うしかない!という結論に至っての行動でした。なりたいって気持ちを強く持って行動が伴えば、誰にでもなるチャンスはあります!頑張って下さい!

 

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●世界一周に向けての意気込みをどうぞ!!

 

こんなチキンな僕ですが世界一周に出るので、少しでも日本中のチキン達にシェアして勇気を与えられたらと思いブログを立ち上げました。

見てください。

https://obablog.hatenablog.com/

instagram:  obt1105

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YUKI OBTさん、インタビューのご協力ありがとうございました。

 

この記事がバリスタを目指す人にとって何かのヒントになりますように!