No.3 MOMOKO のメルボルンバリスタライフ(前半)ゼロからスタート、やっとバリスタになれた!突然にクビにされる… の巻
ゼロからスタート、やっとバリスタになれた!突然にクビにされる… の巻
気付いたら大好きになっていたカフェという空間。
得意ではないけど好きだった英語。
海外旅行経験は少なかったですが、海外旅行中に勉強した英語が現地で通じたときは
本当に嬉しくて、趣味で英語を勉強していました。
そろそろ海外旅行に行きたいなー!
そう思っていた社会人2年目!
コーヒーに関する雑誌を読むとよく取り上げられているアメリカ・オレゴン州にあるポートランドというコーヒーで有名な街。
ポートランドにどうしても一度行ってみたくて、トラベルエージェントに相談に行きました。
でも飲食店で働いていたため、なかなか長期休暇をとることが難しく行けてもとてもハードな短期間旅行になってしまいそう。
人手不足の中長期休暇をもらうのは難しい。
もう気持が海外に向いていたそんな時に、エージェントの方がオーストラリアにメルボルン というコーヒー文化がすごい町がある。という話を聞きました。
渡航資金がたくさんあった訳ではないのでワーホリビザがなく働くことのできないアメリカでの短期留学より、海外のカフェで働く事もできるオーストラリアのが魅力を感じました。
調べて行くうちに、未経験からバリスタになったワーホリ先輩方の体験記を見つけては読むようになりました。
私もやってみたい!チャレンジしたい!という気持ちになり、メルボルンへのバリスタ留学を決めました!
私のゴールはこの時から海外のカフェでバリスタとして働く!に決まったんだと思います。
バリスタで働くにはまず接客に必要な最低限レベルの英語力。
エージェントの方のアドバイスもあり、4カ月は英語力の底上げに集中しよう!
そう思ってワーホリの最大の4ヶ月間(16週)は語学学校にに通いました。(ワーホリビザの場合、語学学校に通える期間は最大4ヶ月と決まっています。)
でも、いざメルボルン についてみたら噂には聞いていたものの、高い物価は想像以上に私のお財布に響きました。
贅沢はしない。
でも大切な1年という限られた期間での貴重な経験も大切にしてきたい。
出来るところはできる限りセーブする生活スタイルでした。
本当は毎日飲みたかったカフェのコーヒーも、一週間に1回の楽しみに。
ブレイクタイムはセブンのコーヒーやインスタントコーヒーで我慢でした。
’’最初の4ヶ月は語学学校で英語に集中・・・それからコーヒースクールに通って、そして仕事探し。’’
そう考えていた私の計画は大きく変わり、
語学学校、バリスタレッスン、仕事探し同時進行で進めないと、これからやって行けない状況でした。
もちろん、コーヒースクールにも費用はかかる。
持ってきたお金は想像以上のスピードで減っていく。
仕事はいつ見つかるか分からない。。。
コーヒーの技術を上げなければ仕事は見つからない。お金がなくなりそう。。。
そんな状況の中の仕事探し想像以上にキツかったです。
語学学校に行けば、友達が「How is going your job haunting?」と声をかけてくれました。
「I’m still looking for a cafe job.」と答える日々でした。
もう、オールラウンダーからでもいい。とにかくメルボルンのカフェという空間で働らく一員になりたい。そんな気持ちで毎日毎日仕事探しでした。
初めて決まったトライアルはFaceBookグループの私の仕事探しの投稿がきっかけでした。
私の投稿をみて、オーナーさんが「一度トライアルにきてみないか?」と連絡をくれました。
トライアルに辿り着くことさえ大変だったのでその連絡を頂いただけで喜びました。
初めてのトライアルでは、精一杯のパフォーマンスをしましたが、コーヒーの技術も英語力も及ばず、「採用できない」と言われました。
もう一人来ていた相手の方の方が圧倒的にラテアートも英語力もあり、その場で相手の採用が決まりました。
泣いて帰った初めてトライアルでした。
その後数回コーヒースクールに通い’’トライアルを通過すること’’を目標にして技術向上に励みました。私は幸い2件目カフェのトライアルでバリスタのアシスタントとして採用が決まりました。
これは、私の技術はまだまだお客様に出せるコーヒーのレベルではなかったのですが、エスプレッソを落とす基本的な流れは身につけていたので、伸び代を考えてオーナーが採用してくださったのだと思います。
また、お店で数年間働いていたバリスタ歴10年のヘッドバリスタが退職する。ということでいいタイミングでお店に出会えたことが一番ラッキーだったと思っています。
そのヘッドバリスタが日本語を勉強中ということもあって、日本人への好感度もありました。やっぱ、ラッキーだったと思います。
ここで、コーヒースクールで勉強してきたコーヒーの知識とスキルを日々ブラッシュアップしていきました。
ヘッドバリスタに、「フラットホワイトとラテのオーダーが同時に入った場合の2杯どりがうまくできない」など、わからないこと明確にしてヘッドバリスタに伝え、教えて頂きました。
「学びたい。教えて欲しい。」という気持ちを言葉と行動でヘッドバリスタに伝え、教えてもらったらしっかり「ありがとう」を言う。
これを意識していたら、ヘッドバリスタも退職の最後の日まで私の教育に力を注いでくれて、本当に感謝です。
その後は台湾人の英語ペラペラ、コーヒースキルも抜群なバリスタがヘッドバリスタを後任しました。
ここのカフェは、平日は1人のバリスタで週末は2人のバリスタでコーヒーをさばきます。もちろん平日の中でも波があり、ゆっくりコーヒーを作れる時間もあれば頭の中がパンクしてしまいそうなくらい一気にお客さまが長蛇の列を作る時もあります。
どうしてもスキルが追いつかず、回しきれない場面も多くありました。
英語力も不十分な私は、他のスタッフのよりオーダー取りさえも時間がかかってしまう。
足を引っ張るスタッフだったので、だんだんとシフトが減り、最終的に私は週末の忙しい時だけ働いて欲しい”週末アシスタントバリスタ”と言う状況までシフトが減ってしまいました。
語学学校も終わり週末のシフトだけではオーストラリアで生きていけない!
「もう少し、シフトをください。」とオーナーに伝え少しシフトを増やしてもらうことができましたが、受身のままではいけない。と夜は日本食レストランでも掛け持ちを始めました。
日本食レストランでは日本人の同じワーホリ仲間の方々が接客英語のコツを教えてくださったので、とても勉強になりました。
自分も英語を使った接客のコツがわかり自身の成長を感じれました。
みんなローカル環境を好みますが、私は日本食レストランで働いて、
「同じ日本人ワーホリ仲間がこんなに英語頑張っている!スラスラ話している!」と刺激をもらえたので、このタイミングで日本人の方と働けたことに感謝しています。
しかし、順調に進んでいたように感じていたカフェの仕事、はコーヒーと英語力の実力不足でスタッフも私に不満もあったようで「英語力」が原因と言われクビになりました。
急にクビにされる。そんなことは良くあるオーストラリア。と聞いていたものの、いざ自分の身にそれが起こるともう立ち直れないくらいショックでした。
でも、全部自分のせい。英語力が足りなく、オーダーとりが遅い。コーヒーを早く上手く回せない。。。次の仕事探しのエンジンがかかるまでに何度も落ち込みました。
気付けば、ワーホリビさもあと半年。
今を逃したら、バリスタとして働くのは余計に難しくなってしまうだろうと思い、もう一度仕事探しをスタートしました。
MOMOKOのメルボルンバリスタライフ(後半)近々更新します。
〜メッセージ〜
バリスタになるまでも、なってからも、人それぞれのストーリーがあると思います。
私もインタビューをしていて、バリスタ仲間からとても刺激をもらいました。
みんな、いろんな苦労をしてバリスタになってる!
バリスタを目指す仲間にとって、ポジティブなパワーになったらいいなあ。と思いこの記事を書きました。
私が感じた、仕事探しのコツなどは前の記事に詳しく書いて見たので読んでみてください。
ぜひ、あなたのバリスタライフ楽しんで欲しいです!
私がお世話になったコーヒースクールはこちら
ベテランバリスタ&焙煎師の日本人女性のクラスです。
とても明るい講師で、講師の枠を超えて仲良くして頂きました!
自分のレベルで進めれる個人レッスンはとても魅力的です!
質問などがあればお気軽にメッセージください。 MOMOKO