MOMOです。 2017年8月にワーキングホリデーでメルボルンに来ました。 メルボルンで出会った6人のバリスタ仲間にインタビュー。 「次にバリスタを目指す人にとって何かの役に立ったらいいな」 と帰国前に記事を残すことを決めました。

ついに!やっと決まったトライアル!

●ついに!やっと決まったトライアル!

トライアルはバイト探しの中で最も重要な通過点だと思います。

どんなにレジュメが完璧でも、英語が話せても、キャリアがあっても、 トライアルでオーナーに認めてもらわなくては仕事をゲットできません。

トライアルをどう説明したらいいかわからなくて調べたら、しっくりくる言葉を見つけました!

「トライアルは、付き合う前の数回のデートのようなもの。お互いに合うか、合わないか実際にデートしてみる♡」  

1日体験(試用期間) ということで、お店に行って実際に数時間働きます。

もちろん、お店から採用出来ないと判断されることもあります。

逆にこちらからここはなんか向いていないな。と採用を断る場合もあります。

 


日本では仕事もバイトも面接→採用→実際に働くが主な流れだと思いますが、

海外ではトライアル→採用が主流のようです。

”実力社会”と言われているオーストラリア、どれだけ即戦力になれるかが採用を決めます。

採用されて次のシフトをもらっても数週間はいつクビにされるかわからないのも事実です。

 

 

私も何十枚の履歴書をカフェに落としてやっと、やっと決まった初めてのトライアル。

当時の私にとってはカフェからトライアルの予定合わせの連絡をもらっただけで一歩前進した気分になり、友達に「トライアルに行ってくる!!!」と話していました。

 

 

 

トライアルに行く直前までどんなコーヒーの種類があったか、コーヒーレッスンのメモを見て復習しました。

カフェに着くとオーナーと少しだけ話しました。

「今は語学学校に通っています。コーヒーレッスンに通っています。メルボルンでの仕事の経験はありませんが、日本で飲食店で長年働いていました。」

など話すと、「じゃあ、ちょっとコーヒー作ってみる?」と言われコーヒーマシンの前に。

「ミルクはここ、エスプレッソはこのボタンを使ってね!」

で説明は終わり、私の心臓はばくばくでしたが、知っている限りの知識と技術を全て使って作ったラテは泡も良くない。ハートも不恰好なラテでした。

本当に、こんな感じのラテです。

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「もう一回作って」とオーナーがチャンスをくれましたが、全く良くならず手も震えるくらい緊張してしまいました。

「じゃあ私が1回やるから、見てもう一回作って。」と言われて作ったら、

緊張もMAXだし、改善しようと頑張ったら温度も高い泡の質ももっと悪くなってしまいました。

オーナーに「これじゃあ採用できない。」と言われ、「皿洗いでも大丈夫ですので採用してください。」と伝えました。「ここの洗場は大変だよ。」と言われましたが、「大丈夫です。日本で忙しいカフェでの経験があります。」と言い、数時間皿洗いをさせてもらいました。

皿洗いをしながら気持は悔しさでいっぱい。

私がお皿を洗っていた数時間の間にもう一人バリスタ希望のトライアルの女性がきました。

その方は私より英語が話せる上に、ラテアートも入れれる。

その場で相手の採用が決まりました。  

「私は次のシフトをもらえた!あなたはどうだった?」と聞かれ、

英語力もない私は「多分、私に次は無いねー。おめでと!」 というので精一杯でした。

 


なんだか、とても悔しくなって帰りのバスは泣いて帰りました。

悔しさをコーヒースクールの先生に伝え、

実力不足を痛感し、次のレッスンを予約しました。

 


これが私のファーストトライアルです。

 


でも数カ月後の2回目の仕事探しでは数カ月間カフェでコーヒーを作り続けていたため、技術もついてと自信を持ってラテアートをすることができました。

 

数件のトライアルに行きましたが、全てのカフェで「採用したい。」と嬉しい言葉を頂きました。自分にとって条件がよく、働きたい!!と思えるカフェを選べるようになっていました。

 


トライアルでいいパフォーマンスができるように技術習得がとても大切だと思った体験でした。